15回目となる工学部国際連携サマープログラムが8月27日から9月3日までタイのカセサート大学(KU)理学部 シラチャキャンパスを会場に実施されました。山形大学(YU)工学部からは11名の学生が参加し、異文化理解や環境問題に関してKUの学生とともに学びました。

KUシラチャキャンパス滞在中、山大参加学生は、バディとなるKUの参加学生と一緒にキャンパスツアー、研究室訪問、文化紹介、KUの教授による講義などに積極的に参加しました。これは、等身大のタイ人学生の学生生活や日常を知る良い機会となりました。

今回のプログラムの最も注目すべき活動はマングローブの植林活動でした。参加学生らはこの環境保護活動に泥まみれになりながら、熱心に取り組みました。また、KUキャンパス内の山へフィールドトリップにも出かけ、野生の生き物と人間の生活とがどうあるべきか、生態系のバランスに対する理解を深めました。

また、今日躍進を遂げているタイの側面を理解するため、近隣のスペース・クレノベーション・パークという場所も訪れました。ここではグローバルな視野を広げながら、タイの最先端な開発や新技術に触れました。

プログラム期間中、YUの参加学生らはKUの学生から多くのサポートと温かいもてなしを受けました。これにより、多くの新しい友情が育まれ、国際的なつながりと文化交流を図るというプログラムの目的を達成することができました。

8日間という限られた期間ではありましたが、タイの社会と文化を映す多様な活動によって、YUの学生らはタイの現状を自分自身の目で知ることができました。このような経験を可能にしてくださったカセサート大学の皆さまのご尽力に厚く御礼を申し上げるとともに、ご支援いただいた多くの方々に深く感謝いたします。