2023年11月18日(土)、留学生と日本人学生、計15名が参加し、バスツアーが行われました。
このバスツアーは、米沢市、高畠町、長井市を訪れ、置賜地域の魅力を知ってもらうとともに、留学生と日本人学生、地元の人々との交流を深めることを目的に行われました。

 

最初に訪れたのは、米織会館です。大正時代からの歴史を誇る建物の中にある米沢織製品の販売店兼資料館です。参加学生は、米沢織物の歴史や作り方について学び、その後、米沢織の着物の着付け体験をしました。近くの上杉神社まで歩き、美しい紅葉の中、日本の伝統的な雰囲気を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

昼食後、高畠ワイナリーを訪れました。ワイナリーツアーに参加し、この地域が日本で有数のワイン生産地であるかことを学びました。赤ワインと白ワインの造られ方やブドウを発酵させるための機械を見学しました。ワインのために特別に栽培された葡萄畑の見学はできませんでしたが、葡萄ジュースや葡萄を使ったワインを試飲することができ、多くの学生は、葡萄やワイン風味のアイスクリームを楽しんでいました。

 

 

 

 

 

 

 3つ目の目的地に向かうバスの中では、米沢市国際交流協会(YIRA)の会員でもある石山さんによる米沢弁のミニレッスンが行われました。現在住んでいる米沢ならではの日本語を楽しく学びました。「おしょうしな~」「んだ、んだ」

 

 

第3の目的地の長井市古代の丘では、縄文時代の遺跡や復元された家屋を見学しました。担当の方による大昔に時計として使われていた4本の木の柱についての説明もありました。館内では、当時の人々の暮らしぶりや、出土した土器や道具などを見ることができました。

 

 

 

 

第4の目的地として訪れたのは、けん玉ひろばSpikeです。長井市は競技用けん玉生産量日本一であり、けん玉の世界チャンピオンが、現在この店の管理人をされています。参加者たちは、この伝統的なおもちゃとして知られるけん玉の遊び方のデモンストレーションを受け、数々の華麗な技や10個の玉があるけん玉を楽しみました!上手くできたりできなかったりと、店内には参加者の笑い声が響いていました。

 

 

 

最後に訪れたのは、長井市にある国の登録有形文化財である旧長井小学校第一校舎です。2階建木造校舎で、2015年までは校舎として使用されていましたが、現在は博物館や公民館、地元の人たちが利用できるフリースペースとなっています。

盛りだくさんのバスツアーとなりましたが、参加者たちは互いに交流しながら、この置賜をより深く知り、さまざまな伝統体験を楽しみました。この地域への理解を深め、ここでの時間をより楽しんでくれることを願っています。